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野村 靖; 玉置 等史; 伊藤 千浩*; 三枝 利有*
JAERI-Data/Code 2001-012, 118 Pages, 2001/03
我が国の原子力エネルギー政策を推進する立場から、種々考えられる核燃料サイクルのオプションに対して、安全性,経済性,社会的受容性の側面から比較検討し、最適なシステム構築の提案するために、原研及び電中研が開発整備した評価手法を評価例とともに紹介する。また、主として核燃料サイクル関連施設の安全性評価を行ううえで参照されるような、重要なデータ及び手法に関わる情報について、原研及び電中研がこれまで調査して得られた結果の中から主要事項をまとめる。
野村 靖; 岡田 幸衛*; 小幡 祐司*; 中山 忠和*; 田辺 安雄*; 西尾 軍治; 三谷 鉄二郎*; 倉重 哲雄*; 鈴木 賢一*; 杉山 俊英*; et al.
日本原子力学会誌, 33(4), p.318 - 328, 1991/04
再処理施設の事故時安全性評価を行うために必要となる、火災、爆発、臨界事故等の事故時における放射性物質の放出率、フィルタ透過率等の移行挙動に関する各種基礎データを調査し、安全裕度を分析・評価した。調査対称としては、米国及びわが国において標準的に用いられているANSI推薦の基礎データとし、これらの値の導出根拠を元の文献に立ち返って調査することとした。また、これに関連して最近公開されたデータを記載した報告書もできるだけ調査対象とした。これにより、従来、安全側の評価を与えるとされてきたANSI推薦値の安全の度合を明らかにし、より適切な安全裕度を有する基礎データの提案を行うようにした。本資料は、原研が(財)原子力安全研究協会に委託して「再処理施設安全評価用基礎データの調査」専門委員会の下に設置したワーキンググループによる2年間にわたる調査・検討の成果をまとめたものである。
野村 靖; 鈴木 篤之*; 金川 昭*
JAERI-M 90-127, 575 Pages, 1990/08
再処理施設の事故時安全性評価を行うために必要となる、事故時における放射性物質の放出率、透過率等の、移行挙動に関する各種基礎データを調査し、収集・整備した。調査対象は、米国の標準データである。ANSI推薦値の基となったE.Walkerの報告書、及び参考文献とし、データ導出根拠を元の文献に立ち返って調査することとした。また、これに関連して最近公開されたデータを記載した報告書も、できるだけ調査対象とした。さらに国内外の再処理関連施設の安全評価に使用されたデータを調査し、上記の米国標準データと比較・検討した。本報は、日本原子力研究所が(財)原子力安全研究協会に委託した「再処理施設安全評価用基礎データ調査」の2年間にわたる調査の成果をまとめたものである。
荒木 祥平; 渡邉 友章; 郡司 智; 外池 幸太郎
no journal, ,
福島第一原子力発電所のデブリの臨界評価・管理に資するため、臨界リスク基礎データの整備・拡充を進めている。本発表では、多数の臨界特性解析作業の管理のために開発した臨界リスク基礎データベースの紹介をするとともにデータベースを活用して得られた燃焼度・装荷パターンを考慮した解析結果について報告する。
郡司 智; 渡邉 友章; 外池 幸太郎; 荒木 祥平
no journal, ,
臨界安全研究グループでは、サイクル施設の臨界安全性担保のために決定論的手法を用いた研究を行ってきた。一方、福島第一原子力発電所の廃炉作業では、これまでの臨界管理手法では対応できない。一時的に臨界超過になる確率とその影響を評価した上で、許容できるか否かリスクの考え方に基づいて判断し、作業を行うという新しい手法が求められている。このような研究課題に対し、燃料デブリの取りうる組成・性状を網羅した臨界リスク基礎データベースを開発整備している。その妥当性については、臨界実験装置STACYを改造の上、臨界実験によって確かめる。臨界事象によりどの程度の被ばく影響があるのかリスク管理ができるデータベースも構築している。燃料デブリは組成・密度の分布が乱雑であることが予想されているため、従来の解析計算では取り扱えない乱雑さを取り扱うための計算モデルを開発している。燃料デブリの燃焼度評価のため、軽水炉照射済燃料を用いた分析試験を実施している。